日本の文様解剖図鑑
2019年に出た「日本の文様解剖図鑑」は、中身が濃い。文様解説に加えて、文様をめぐる旅行がしたくなる名所紹介もある。 最近の文様紹介の本は、ありきたりの解説で終わるものが多い中、コンパクトながら中身ぎっしり。絵も文も著者が書いていて、とても可愛く、文様も写真だけでなくイラストで紹介されている。 今度、文様のおすすめ本?と聞かれたら真っ先にお勧めしたいです。 京都に移り住んでから文様の興味を持たれた […]
家紋に関するおすすめ本を紹介します。
2019年に出た「日本の文様解剖図鑑」は、中身が濃い。文様解説に加えて、文様をめぐる旅行がしたくなる名所紹介もある。 最近の文様紹介の本は、ありきたりの解説で終わるものが多い中、コンパクトながら中身ぎっしり。絵も文も著者が書いていて、とても可愛く、文様も写真だけでなくイラストで紹介されている。 今度、文様のおすすめ本?と聞かれたら真っ先にお勧めしたいです。 京都に移り住んでから文様の興味を持たれた […]
先日神社に詳しい人たちと話していたとき、 「神社に行ったらまず神紋をチェックですよね」 と言ったら、怪訝な顔をされた。 「神紋見たら、どの神様かわかりますしね。出雲大社系なら六角系の亀甲紋だし、天神様は梅。地元の有力者の家紋の場合も多いですけどね。」と続けていたら、神紋のエキスパートですね。と言われてしまいました。 「今度神社に言ったらチェックしてみよう」と言っていただいたので、神紋 […]
紋章上絵師で小説家の泡坂妻夫。読みやすいし、視点が職人さんからなので面白い。 特に好きな話は、 「紋前史」 神代の昔、事代主命は民を集めて、色々な物品の交易をする市を開きました。そのとき、物品が入り交わらぬよう目印をつける。例えば、Aさんが持ってきたものは柏の葉をつけて、衣服にも柏の葉をつける。Bさんは蔦の葉をつける。これが紋所の始まりである。 私もそれは信じたい話。 […]
家紋ではなくて個人の紋章 個紋を作ろうと始めた時に、顧問税理士の方からいただいたのが、平安紋艦。 聞けばご実家が呉服屋でたまたま持っておられたとのこと。 家紋を書く仕事を上絵師といい、京都の上絵師の組合「京都紋章工芸協同組合」が昭和11年に出した平安紋艦は、全国の呉服屋さんには必ずあるようなロングセラーだった。 2020年になって、赤々舎(「浅田家」などの写真集で有名な出版社)から 『平安紋鑑 令 […]
日本家紋研究会の高澤会長とNHK日本のお名前に出ておられる森岡浩さんがタッグを組まれた事典。 写真や図が多く、ビジュアルなので、みていて楽しい。最近は家紋のモチーフになったものを知らない人も 多いから写真があるとわかりやすいですよね。 名字の由来や家紋の由来を聞かれることが多く、出番が多い資料となりました。 ユーキャンのページの 知れば知るほど奥深い!珍しいモチーフの面 […]
家紋の本には必ず書いてある「沼田頼輔の日本紋章学によれば、」という記述。現代の家紋研究の元になっている古典となっている。 大正15年にでた日本紋章学は今では国会図書館で読めますが ⇨こちら 昭和3年にでた要綱 日本紋章学は、一般向けに編集直されたもので、カラーページもあり美しい本です。
日本家紋研究会 創始者 千鹿野 茂(ちかの しげる)先生の大作。全国の霊園を訪ねて収集した家紋を1万8000紋 紋帳から集めた2000紋のあわせて約2万の家紋を、丁寧に分類解説されています。 1993年に出版され、2013年にオンデマンド版が発売。と言っても定価が58000円。なかなか勇気のいるお値段ですね。 図書館にも蔵書されていることが多いので、ぜひ一度、眺めてみていただければ、家紋の奥深さと […]