個紋研究所について
日本の家紋の歴史は1200年以上と言われ、一番古い文献に登場するのは、平安時代。牛車につけた家紋が日本で初めての家紋といわれています。
それから1000年以上、日本では庶民も持つ家紋という世界でも珍しい家紋文化があります。
正装は紋付羽織袴と決まっていて、結婚式やお祭りの時に皆で並ぶ様はそれは凛々しいものです。
とはいえ、戦後自分の家の家紋を知る人は少なくなり、私どもの調べでは、自分の家の家紋を知っている人は約3割。そのうち、正確に紋名を言える人はその半分。
だんだんと家紋を知る人は少なくなっています。
その反面、戦国武将の家紋や、家紋そのものに惹かれる人は世界的に多く、家紋ではなく個人のもつ紋章「個紋」としてあらためて現代生活を見回すと、新しい家紋が使い方が見えてきました。
そういう新しい家紋を「個紋」と名付け、自分の個紋を持ちたい方、作りたい方の手助けになるような情報や歴史を発信していきたいと思っています
個紋研究所 所長 寺本哲子 Teramoto Noriko